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大人のあなたのむし歯予防

タイプB:ながら食べには要注意

ポイントは、口の中の「酸」

わたしたちの口の中は、普段は中性(pH7.0)に近い状態に保たれています。
それが、むし歯菌が出す酸によって、お口の中は酸性(pH5.7~6.2)になります。
お口の中が酸性になると、歯からカルシウムやミネラルが溶け出します。
この状態を脱灰といいます。

しかし、だ液が、むし歯菌が出した酸を中和し、溶け出した歯の成分を歯の中に戻してくれるので、脱灰から約20分から40分経つと、お口の中は元の中性に戻ります。
この働きを、再石灰化といいます。
このように、ごはんや甘い物を食べると、そのたびに歯はほんの少しずつ溶けているのですが、だ液の働きによって歯は元の健康な状態に戻ります。
図のように、規則正しい食生活をしていれば、むし歯になる可能性は低くなります。

ところが、何度も間食をして、正常になりかけた口の中のpHがふたたび下がってしまうと、脱灰した歯が元に戻るひまがなくなり、やがてはむし歯になってしまうのです。
むし歯を予防するには、お口の中をできるだけ長い時間、中性に保つことが大切です。

食べ物を食べる頻度が、一日のうちで多いあなた。
お菓子などの甘い物を食べるのは、食前や食後だけにするよう習慣付けしたり、間食の回数を二回までとし、一回の時間をコントロールすることなどが大切です。

そうは言っても、甘いものはナカナカやめられません。そのようなときは必ず最後にキシリトールを摂りましょう。キシリトールがむし歯菌の活動をおさえてくれます。
また、キシリトールは、お砂糖と同じ甘さなのにカロリーは75%。アメを食べるよりキシリトールを食べたほうが、ダイエットにも、むし歯予防にも効果があるんですよ。

キシリトール、あなどれませんね!

むし歯予防のクローバー