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あなたのむし歯、大丈夫? むし歯の常識判断テスト

01

むし歯ができるのは、事故に遭うようなものだから、どんなに気をつけていてもなってしまう。

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原因と正しい予防法さえ理解できれば、むし歯予防はけっして難しくありません。
すでに実践している人も、たくさんいます。

02

歯医者さんは、歯が痛くなってから行くところだ。

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最近では、むし歯予防のアドバイスをしてくれる歯医者さんがたくさんあります。
痛くなってから通っているだけではもったいないですよ。

03

甘いものが好きだから、むし歯になるのは仕方がない。

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むし歯予防の先進国フィンランドでは、1年間に、日本人の倍のお砂糖を摂っています。それでもむし歯にならないということは、甘いものを摂る量が、むし歯の原因とは直接関係がないということです。食べ方次第で、むし歯になる可能性はグンと低くなります。

04

歯は、悪くなったら治せばいい。

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切り傷が再生するのとは違い、一度むし歯になった歯が元に戻ることはありません。むし歯の治療が、どんなに完璧なものであれ、それは健康な歯の代用品なのです。お金を出しても健康な歯は買えませんから、持って生まれた歯をむし歯から守ることは、とても大切なことです。

05

歯磨きをしっかりやっているから、むし歯にはならない。

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歯磨きを毎食後に行うことは、とても良いことです。しかし、毎日しっかり磨いていてもむし歯になってしまう人がいたら、ほんとうはきちんと磨けていないか、歯磨き以外に原因があると考えられます。逆に、あまり歯を磨かなくてもむし歯にならない人もいます。なぜなら、むし歯になる原因が、人それぞれ違うからなのです。

06

甘いものを控えているから、むし歯にならない。

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甘いものを控えていても、食べる時に、長時間ダラダラと食べていると、むし歯になる可能性がアップします。お砂糖が入った飲み物を少しずつ飲んだりしていても、むし歯になりやすくなります。

07

むし歯になってしまうのは、遺伝だから仕方がない。

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むし歯予防の先進国フィンランドも、国を挙げてむし歯予防に取り組む前までは、日本よりむし歯が多い国でした。しかし、いまのこどもの世代では、むし歯予防の成果が出て、むし歯になるこどもはほとんどいなくなりました。
歯質などの先天的な要素も多少は影響しますが、適切なむし歯予防を行っていれば問題になりません。

08

「歯磨き剤はつけないで」と歯科医院で教わった。

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「歯磨き剤をつけないで」と指導されるのは、歯磨き剤を付けすぎて、ブクブクと泡が立ってきただけなのに、「ちゃんと磨いたゾ」と勘違いしてほしくないからです。また、泡が立たない歯磨き粉なども市販されています。歯磨き剤の中には、歯を強くするフッ素が含まれているので、しっかり磨けば、それだけ歯磨きの効果も上がります。

09

歯医者さんは、痛いからキライ。

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30歳代までの人は、何かしら歯医者さんに痛い思い出があるはず。でも、むし歯が少なくなった今のこども世代には、「歯医者さんは恐いところ」という認識がだんだん薄くなってきています。また、技術の進歩により、痛みを出来るだけ感じない治療を受けることも可能になっています。

10

むし歯になるかならないかは、自分だけの問題だ。

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自分さえ痛いのをガマンすればいい、ということはありません。むし歯の原因菌は、だ液を介して感染するのです。将来、自分のこどもがむし歯になったときに、「親であるあなたのせいだ」と言われたら、どんな気持ちがするでしょうか。
歯はかけがえのない体の一部ですから、お子さんの将来を見据えたむし歯予防を検討してください。