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こどもに教えたいむし歯予防

1.5~3歳の予防法

むし歯予防効果が一番現れるのはこの時期!

最新の研究によって、お母さんからお子さんへむし歯菌が感染する時期が明らかになってきました。それは、生後19~36ヶ月、ちょうど1.5~3歳の間です。この期間に細心の注意を払っておけば、感染しても重傷のむし歯にならず、あるいは感染の時期を遅らせることにより自分の歯で生活できる年数が長くなります。

むし歯菌が感染するルートはいくつかあります。

  • 離乳食を味見したり、冷ましたりするときにスプーンから
  • 落ちたおしゃぶりを拾って、お母さんの口に入れたりするとき
  • スキンシップとしてキスをするとき

でも、これらの行為をまったく否定することはできません。
大切なスキンシップの機会が奪われてしまいます。
そこで、生活習慣をあまり変えずに取り入れることができる予防法を見ていきましょう。

キシリトールタブレットを使う!

歯磨きを毎食後に行うことが難しくても、1日に1回はフッ素入りの歯磨き剤を使って、ブラッシングをしましょう。

もし、すでにむし歯がある、あるいは歯医者さんでむし歯になりやすいと指摘された場合には、1日3回、キシリトール製品を摂るようにしましょう。

しかし、この月齢のこどもは、フッ素入り歯磨き剤を使ってもブクブクうがいが上手くできなかったり、ガムが噛めずに飲み込んでしまうこともあります。フィンランドでは、ガムに代わるものとしてフッ素入りの錠剤が入手できますが、日本では手に入りません。

そこで注目したいのが、歯を強くする(再石灰化)効果のある市販の「キシリトールタブレット」
むし歯菌の感染を防ぎ歯を強くすることができるという、一石二鳥の優れものです。甘いものの味を覚えて、間食も増えるのがこの月例。食べたいものがもらえないと駄々をこねたりもしますから、そういう時にもキシリトールを上手に使ってむし歯予防してください。